皮膚科のおすすめの乾燥肌のための薬
乾燥肌のための薬
近年、ストレスの増加やエアコンなど空調設備の普及などで、
空気が乾燥しやすい冬だけでなく通年で肌の乾燥に悩む人も多く、
乾燥肌で皮膚科を受診する人も増えてきています。
しかし、通常の乾燥肌だけであれば、きちんとしたスキンケアを覚えることによって
改善さえるケースも多く、具体的な治療の必要の無い人も多いといいます。
しかし、高齢者や子供、アトピー性皮膚炎などのほかの皮膚トラブルを抱えている場合には、
ちょっとした刺激で乾燥がひどくなる場合も多いので治療が必要になる場合もあります。
皮膚科では乾燥肌を治療するためにどのような薬が処方されるのでしょうか。
皮膚科で処方される薬
まず、乾燥肌の治療に用いられる薬としては外用薬が主流です。
ヘパリン類似物質を主成分とし、角質層に浸透して水分を抱え込むように保湿する薬は、
1回塗ることで長時間保湿力を維持できる他、副作用なども少なく、
赤ちゃんからお年寄りまで幅広く使用することが出来ます。
肌の表面に膜を張り、水分の蒸発を防ぐ白色ワセリンは刺激がほとんど無く、
傷口の上からでも塗ることが可能です。
尿素を配合し角質の水分の保持量を増やしたり、角化した皮膚を取り除く働きのある薬は
尿素の濃度が高いと刺激が強くなる傾向があり、基本的に顔などのデリケートな部分には
処方されません。
このような薬を1日1〜2回塗ることで肌を潤わせます。
また、肌荒れやニキビなどの肌トラブルを伴っている時には
ビタミンB2やB6などの内服薬が処方されることがあります。
色々なスキンケアを試してみても一向に乾燥肌が改善しない場合には
皮膚科を受診して医師に相談してみましょう。